【株式投資】信用取引って危険なの?メリット・デメリットについても解説!

節約・投資

最近では新NISAが始まった関係で、株式投資を始める人も増えてきました。

株式投資を始めた方の中には、「信用取引」という言葉を聞いたことがある方もいると思います。

でも「信用取引って聞いたことあるけど、よくわからない!と思っている方も多いのではないでしょうか?

この記事では、「信用取引とは何か、信用取引のメリット・デメリット」について解説していきます。

信用取引とは?

信用取引とは、現金を担保に証券会社からお金を借りて、株式の売買を行う取引のことです。

信用取引は、現物取引に比べて投資に回せる資金が増えるので、うまく利用すれば一気に資産を増やすこともできるでしょう。

しかし、信用取引にはいくつかのメリット・デメリットがあり、信用取引を行う場合はこれらを理解しておく必要があります。

それでは信用取引のメリット・デメリットについて解説していきます。

信用取引のメリット

メリット①:投資資金が増える

信用取引のメリットは、投資資金を増やして勝負できることです。

実際に信用取引を行う場合は、最大で現金資金の約3.3倍の資金を扱うことができます。

株式投資では、元本資金が多いほど利益も大きくなるので、資産が増えるスピードも速くなります。

これが信用取引の一番大きなメリットです。

メリット②:空売りができる

通常、株式投資では買いで入って、株価が上がったタイミングで株を売るのが一般的ですが、実は売りから入って、株価が下がったら株を買い戻すこと(空売り)もできます。

ただし、空売りは現物取引ではできず、信用取引でなければできません。

空売りの場合は、通常の現物買いとは逆で、最初に売りで入ったところから株価が下がるほど利益が出る仕組みになっています。

現物取引の場合は売りで入ることができないので株式市場が暴落、急落する場合には儲けることができませんが、空売りを利用すれば株価が暴落、急落中の場面でも利益を出すことができます。

そのため、株価が下がっている時は売り(空売り)でエントリーして、株価が上がっている時は買いでエントリーするといったように、利益の二重取りができるので効率的に資産拡大を狙うことができます。

信用取引のデメリット

デメリット①:資金の貸し出し金利がかかる

信用取引を行う場合は、現金を担保にして証券会社からお金を借りることになるので、借りたお金に対して金利がかかります。

そのため、投資期間が長期になるほど支払う金利の額も大きくなってしまうので、この点はデメリットでしょう。

また、この支払う金利の額を低く抑えるために、信用取引を行う場合は主に短期での投資を行う人が多いです。

しかし、長期投資は企業の業績や経済情勢などから株価の動向を推測しやすいのに対して、短期投資では、どうしても相場を読むのが難しくなるので、結局負けてしまう個人投資家が多くなります。

つまり、信用取引で投資資金を増やせたとしても勝てる確率は格段に下がってしまうので、結局、大半の人が大損を食らってしまうというワケです。

デメリット②:追証になる可能性がある

信用取引では、元本以上の損失が発生すると追証になる可能性があります。

▼追証とは・・・

担保として預けている現金の額以上の損失が出た場合に、追加の担保となる現金を入金するように証券会社から請求が来ること。

例えば、現物取引で100万円分の株を購入した場合、仮にその会社が倒産したとしても株の価値が0円になるだけです。

しかし、信用取引で100万円に上限の3.3倍のレバレッジをかけて330万円分の株を購入していた場合はどうでしょうか?

投資していた会社が倒産してしまえば、最初に持っていた元本100万円が0円になるどころか、さらに230万円の負債が発生することになり、一気に多額の損失を抱えてしまうことになります。

このように、信用取引では過度なリスクを取り過ぎると、取り返しのつかないことになってしまうので、ある程度の現金余力を残しつつ投資を行うことが重要です。

デメリット③:空売りで失敗すると損失は無限大

先ほど、空売りができることが信用取引のメリットであるとお伝えしましたが、逆に空売りは失敗すると多額の損失を抱えるリスクがあります。

空売りでもし読みが外れて逆に株価が上がってしまった場合は、株価に上限はなく青天井なので、どこまで損失が膨らむかわかりません。

この点が信用取引の最も恐ろしい部分です。

もしもこうなってしまった場合は、いかに早く損切りをするかが重要になるでしょう。

結局、信用取引はやるべきか?

信用取引をやるべきかどうかは人によって変わってくると思います。

現物取引で地道にやるよりも、レバレッジをかけて一気に資産を増やしたいという方は、信用取引を選んでもいいでしょう。

ただし、株式投資を始めて半年~1年以内であればやらないほうが賢明だと思います。

最初は現物取引で経験を積んで、ある程度勝てるようになったら信用取引にチャレンジしてみるのもアリかもしれません。

【おまけ】僕が信用取引をやって失敗した経験談

実は僕も過去に信用取引で追証を食らいかけたことがあります。

まだ株式投資を始めて間もない頃でしたが、その頃はとにかく早く資産を増やしたいという気持ちもあり、信用取引に手を出しました。

上限の3.3倍に近いレバレッジをかけて信用取引を行っていたところ、株式市場全体が急落したタイミングで一時的に150万円以上の損失が出て、追証を食らいかけました。

なんとか結果的には追証は食らわずに済みましたが、もしも株価が反転してくれていなければ、確実に追証を食らっていたと思います。

この経験があってから、それ以来、僕は信用取引はやめて現物取引での中長期投資にシフトしました。

やはり、株式投資は勝ちを増やすよりも負けを減らすことが重要で、負けなければ現物取引でも複利の力で雪だるま式に資産は増えていくので、この方法で投資を続けています。

まとめ

いかがだったでしょうか?

今回は「信用取引とは何か、信用取引のメリット・デメリット」について解説しました。

この記事を読んで株式投資に興味が湧いた方は、ぜひチャレンジしてみてください!

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